こんにちわ、筆者はコロナ感染による首都圏ロックダウンにより仕事が激減した「しがない自営業者」である。仕事が減れば当然収入も減り蓄えも少なくなっていく・・
人間は不思議なもので、持っている現金が乏しくなるにつれ発想や思考も狭まっていく。「貧すれば鈍する」とは良く言ったもので、某有名大学による研究結果では「貧乏になるとIQが下がる」というものもあるようだ。
たしかに何日も食べてない「生活困窮者」や、そこまでいかなくても月末の支払いが常に気になる筆者のような「その月暮らし」からすると「世界の事象を俯瞰しつつ未来を読んでビジネスチャンスをモノにする」などという芸当は至難ではないかとおもわれる。
・・本題から逸れたようだ。 要するに先行きが不安なアフターコロナの世界では「借金してでも現金を確保しておいたほうが良い」と考える次第である。 もちろん高利貸しを利用したうえ遊興費で散財するのは問題外だが・・
で、そのつもりになって「給付金・補助金・融資」について調べると予想外に沢山ある。種類も豊富だ。多すぎて調べれば調べるほど訳わからなくなってくる。そんな訳で頭の整理も兼ねて備忘録として記すことにした。
これらの「給付金・補助金・融資」が実際どの程度機能するものなのかは未知数だが、やってみる価値はありそうだ。本年末にはコロナ第二派来襲が確実視されていることもあり「抜かりなく備えたい」ものである。
目次
①「コロナ融資」
国が行う融資は種類が豊富だが、ことコロナ融資といえば2~3個に絞られるのではないだろうか。その代表選手の2つが
- 新型コロナウィルス特別感染症貸付
- セーフティネット4・5号
- 生活福祉資金、緊急小口資金の特例貸付制度
である。また、市区町村が行う融資として
というものもあり、これらをメインに考えていくのが現実的だ。ただし建前上はあくまでメインバンク融資の補助的な位置付けだということは頭に入れておかねばならない。
①-a 「新型コロナウィルス特別感染症貸付」
「新型コロナウィルス特別感染症貸付」とは、国の機関である日本政策金融公庫による融資で、中小企業事業と国民生活事業に分かれる。
⓵自分の該当する区分と融資額その他の条件を確認する
筆者のような自営業やフリーランスは国民生活事業となるようだ。また受けられる融資額や条件は下の表のようになっているが、希望した融資額が審査に通るかどうかは申請した人の状況による。
筆者の場合、受けられる条件は易々とクリヤーしている。(売上20%減どころではないので・・) で、利子補給で実質無利子にするのが必須だと考えるので上限が3,000万円ということになる。
⓶必要書類を揃える
続いて申請に必要な書類だが こちらに一覧がある。その中でも筆者のような個人事業者が該当している必要書類は
となる。また起業してから1年未満の事業者や小規模の法人など必要書類が若干違ってきたりするので、ご自分の該当するケースを注意深く確認されたし。
⓷申請する。(申請の流れ)
現在、国民生活事業の場合 事前相談はいらないとのこと。窓口は混雑しているうえ感染の危険性が高まるので、郵送かインターネットが推奨されている。
書類を受理された後 公庫からの電話面談があり、審査へと移っていく。
⓸審査をスムーズに進めてもらうコツ
これは審査員の手間をどれだけ省けるかにかかってくるとおもわれる。
必要書類を漏れなく揃えるのは勿論だが、メモ・付箋・マーカーなどを活用して分かり易くする気遣いは必要だ。
また売り上げ減少のデータなどは、なるべく直近の情報が望ましいとされる。
⓹審査で落とされないコツ
- 希望する融資額の妥当性、具体的な理由
- どうやって返済していくのか、の具体的な情報
これを踏まえて追加で提出すべき重要な書類が
である。
⓺専門家に書類をチェックしてもらう
やっと必要書類が揃ったので勇んで提出したいところだが、出来ればここで専門家にチェックしてもらうと審査通過の確率がグッと上がるらしい。専門家とは「税理士」「融資コンサルタント」などをいう。
しがない自営業者である筆者には、こういった専門家との付き合いがない。知り合いのツテを当たってみるつもりだが、進展があったらまたシェアするつもりである。
⓻審査に通りにくい人の特徴
希望の融資額が多すぎる。一般的には月の売上の5ヶ月分(5月商)が妥当とされる。
他で借入があり、滞納など期日に返済してない事故歴がある。
国民健康保険税や国民年金税の未納は今のところ審査対象になっていないが、将来的にはわからない。
①-b 「セーフティネット4・5号」
「セーフティネット4・5号」とは保証協会に保証してもらった後、民間の金融機関から融資を受けるものである。
保証協会から審査済なので通常より融資が通り易くなる、ということらしい。
①-c 「生活福祉資金、緊急小口資金の特例貸付制度」
無利子、無担保、保証人なし
コロナの影響で収入が減少した人なら誰でも借りることが出来る。
- 緊急小口資金(~20万円)
- 総合小口資金(20×3 ~60円)
②「コロナ補助金・助成金」
補助金・助成金とは要するに何かに出費した後、補填してくれる制度のことである。「後から補填」なので先にお金が貰える話ではないことに注意しよう。
定められた条件に合致していることは勿論、使った額に対して〇%補填などと細かく決められているので要確認である。
これも種類が沢山あるが、筆者に関係ありそうな種類としては・・
- 小規模事業持続化補助金(個人事業主・法人向け)
- 国民健康保険料の減免に対する財政支援(個人・個人事業主)
参考サイト:補助金ポータル
こんなとこであろうか。
③「コロナ給付金」
「国民全員に10万円給付」で話題になったのでご存知だろうが、条件に合致してる人が申請すれば貰えるお金のことを給付金という。
他国に比べて「少ない」「対応が遅い」など色々な批判があるが、少しでも足しになるものを頂けるのは大変有難い。貰えるものは貰っておこう。
コロナによる主な給付金の種類は・・
- 特別定額給付金
- 家賃支援給付金
- 持続化給付金
- 感染拡大防止協力金(東京都)