古代の海において、その圧倒的な巨体と獰猛さであらゆる獲物を食い散らかして生態系の頂点に君臨していた超巨大鮫「メガロドン」!
映画にもなったせいかその人気は近年になっても衰えを知りません。 古代生物マニアから一般の人まで 皆「巨大なサメが大好き」なんですね。筆者もその1人です(笑)
そんな大人気の超巨大鮫メガロドンは遥か太古に絶滅したとされ、軟骨魚類のため完全な化石もほとんどありません。
唯一その存在を強烈に裏付けるのは、名前の由来ともなったその「巨大な歯の化石」です。(ギリシャ語で大きな歯を意味する造語)
そして!ここからが本題ですがその「メガロドンの歯」が高値で取引されてるというのです。
目次
なぜ需要があるのか
なぜ欲しがる人がいるのか・・メガロドンの人気を考えれば特に説明の必要もないようにおもえますが(筆者は普通に欲しいですw)
サメの歯は古来より「魔除けのお守り」として珍重されてきました。漁師はネックレスなどにして肌見放さず身に付けたそうです。
それが「メガロドンの巨大な歯」ともなると魔除け効果も桁違いではないでしょうか。
また、その迫力と光沢のある独特の美しさは置物としても最適です。
トロフィーのように飾り来客に自慢するも良し、自分で眺めて古代の海に想いを馳せるも良し、ネックレスにするも良・・怪我しますな(汗)
どこに行けば採取できるのか
メガロドンの歯の化石は、南極大陸を除く世界中で見つかり、日本でも「天狗の爪」と呼ばれ古来からその存在を知られてきました。
なので、そこらへんを掘りまくれば運が良ければ出てくるかもしれません!・・という訳にもいきませんね。タイヘンです(笑)
でもご安心ください。世界には化石が良く見つかるスポットがあるのです。
北米の特定の地域では昔から化石が沢山とれます。主にノースカロライナ・サウスカロライナ、またフロリダなどは小川の川底から採取できます。
その中でも「シャークトゥース・ヒル」では保護手袋をすれば誰でもメガロドンの歯を掘り起こすことができる人気のスポットです。
海も近いので、週末ともなると家族連れやサーファー達が採集に訪れます。また商魂たくましい者は露店を開いて、採取した化石やサメの歯を観光客に売っています。
どのくらいの値段なの?
メガロドンの歯の化石は日本でもネット販売されていて、15cm級だと5万円~10万円で買うことができます。
また、レアな大きな歯ほど値段が上がり「形」「欠け」「エナメル質が残っているか」などで値段が変わります。
なので、中々お目にかかれない18cm級の歯は500万円以上で取引されたこともあるようです。(マニアおそるべし!)
ちなみに今まで発見された中で最大のメガロドンの歯は、ペルーで見つかった19cmの歯が最も大きいと記録されています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。我々の大好きなメガロドンの歯がこれほどの高値で売買されてるとは、予想外だったのではないでしょうか。
「ますますメガロドンが好きになっちゃいますね!(笑) 」
これが現在生きている生物だと「象の象牙」のように乱獲されてしまうので、こういった記事は控えるべきなのでしょうが、メガロドンは350万年前に絶滅したとされています。
ただし筆者は個人的に「メガロドンは生存している」と考えています。イヤ!そう想いたい・・
もし生きているメガロドンが発見された暁には、人間のトロフィー欲の為に乱獲されないことを祈るばかりです。
「メガロドンはみんなのメガロドンなのです!」
・・最後までお読みいただき、ありがとうございました。
おまけ
メガロドンの歯が欲しいからといって北米まで行くのは大変ですね。そこで日本にもそういったスポットがないか調べてみたら、ありましたよ。ヒントになりそうな情報が・・
1989年に埼玉県でメガロドンの歯が発見されているというのです。
この歯の化石は同一個体の73本で、ほぼ完全な形で発見されたレアなケースだそうです。(通常はバラバラで見つかる)
それを元に復元されたメガロドンの巨大なアゴが、埼玉県立自然の博物館に展示されています。
発見された詳しい経緯や場所から、発掘すれば出てきそうな場所を割り出すのも楽しそうですね。
「アナタも今日からトレジャーハンター・・いや メガロ歯ンターです!(笑)」
メガロドンより巨大?クジラより遥かに大きい海洋生物が生存か!