神社を守る動物達、馬・羊・猿編

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神社に狛犬はお馴染みですが 他の動物の狛〇バージョンが豊富だってご存知でしたか?

特に12干支の動物は全国の神社で見られ、この記事のシリーズでご紹介してきましたが

前回までの子~巳の狛〇のご紹介に引き続き、今回は午・未・申の狛〇を調べてきました。


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目次

【狛牛(こまうま)】


神様の乗り物として神馬が奉納されている神社は数多ありますが、
霊獣として奉られた狛馬(駒馬)がある神社は珍しく、特に青森県に集中しています。

これは源頼朝が良馬を確保するため南部氏に、糠部郡を与えて馬の育成に当たらせていた経緯が関係してそうですね。
また江戸時代から津軽地方では、生まれた年の干支を守り神として信仰する風習があるそうです。(黒石観光協会

各寺社、必ずしも狛〇が完備されているわけではありませんが、
年ごとに参詣する神様と、生まれ年の八尊仏を参拝できるんですね!


『小金山神社』

鳥居のようにそびえる杉の大木が神秘的です。
狛馬の鎮座する小金山神社で参詣の挨拶をして時間があれば、
さらに奥の「石神神社」“天石大神”様を参拝しましょう。
青森市営バス入内行き神社前下車


『多賀神社(弘前市)』

【多賀神社】清水観音 昼の散歩【青森県弘前市】4K60P
清水の観音とも呼ばれ可愛いサイズの狛馬がいます

『(元町)八幡宮』

五所川原市字元町にある神社。狛犬、鳩、馬がある村社。

『唐笠柳八幡宮』

五所川原市内、唐笠柳字皆瀬にある。同じく狛犬、鳩、馬いてます

葵祭「流鏑馬神事」

良馬は高価な上に得難い代物で、亡くしたら相当ショックだったでしょう。
日本各地には馬魂碑や馬頭観音像を祀って供養するなど、丁重に弔われました。

農耕にも欠かせなかった馬ですが軍用馬に馴らすには、
調教用の牧場も欠かせないこと、騎乗技能の養成も武家の嗜みでした。
武芸と神事の結びついた流鏑馬は、現代に残る武士の風習が祭事となったものです。(流鏑馬/Wiki)


《狛馬と流鏑馬神事が見られる東日本の神社》ウマー! (゚∀゚)=3


シンプルでカワイイ馬の御守り♡(◕∀◕人)

馬御守のサナダケ ・馬御守のサナダケ(amazon) 


※佐賀県内には三つの神社に狛馬が見られますよ。\_(・ω・)


『祐徳稲荷神社』

祐徳稲荷神社)

日本三大稲荷に名前が挙がる、稲荷=意成(いな)り様。
豪華絢爛な拝殿の下り参道口の左右に狛馬が奉納されています。
こちらの倉稲魂大神(稲荷大神)は、特に御神力が強いのだそう。
縁結び・金運財運の過度な願掛けは禁物ウサ‥>(╹ ✕ ╹=;)



《関西方面の狛馬神社》ウマー! (゚∀゚)=3

『伏見稲荷大社/御膳谷奉拝所・奥村社』
『阿部野神社』
『丹生川上(にうかわかみ)神社 上社』


『一宮神社(徳島)』

一宮神社(徳島)

大きな狛馬像がありますが、社の裏の山城址が戦国通をくすぐるスポット。
県内最大級の山城で一宮成祐は篠原自遁、十河存保らと阿波国の覇権で争い、
四国征伐では豊臣秀長と長宗我部家臣(谷忠澄ら)の攻防があった激戦地でした。


【未(ひつじ)】

八尊仏で丑・寅歳の守本尊である虚空蔵菩薩の神使は羊とされ、
“臥羊像”に触れることで智恵を授かる、十三まいりが有名。 → 虚空蔵法輪寺


『大日堂』

『大日堂』

高野山金堂の壁画を描くなど“仏画の武山”といわれた日本画の巨匠・木村武山は母親のために昭和10年、生家の敷地内に建てた仏堂。
廃寺となっていた箱田吉祥院の本尊、大日如来像が安置され狛羊も置かれてある。

羊を神様として信奉しているのは全国で2社のみ。少なメェ~>(´(ェ)`@


『羊神社』

『羊神社』

群馬県の安中市で伝説の豪族、多胡羊太夫と天児屋根命を主祭神にした神社。
親子の羊像は家庭円満の願いが込められていますよ。


『羊神社』

『羊神社』

群馬の羊大夫が上洛するときに必ず立ち寄ったといわれる愛知県にある神社。
祭神は天照大神・火之迦具土神。羊大夫は未だに謎の多い人物です。


『玉川大師(玉眞院)』

『玉川大師(玉眞院)』

弘法大師空海は、真言密教の教義で羊を例に教えを説いていました。
「雄羊が、ただひたすら淫欲と草をむさぼり食べることしか念頭にない」
@´(ェ)`)<エジプトじゃ神様(アメン)なのに‥ひどいメェ~
一対の羊像があるものの、神使とは異なる象徴と考えられますね。


野仏庵』

野仏庵』

門前の両側に狛羊が置かれています。庵は土曜・日曜・水曜のみ開業。
石川丈山の手がけた庭園で有名な詩仙堂の、も少し坂を登ったところにある。
拝観料は500円(お抹茶含む)。 (・ω・)_旦~~ 

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【申(さる)】

「魔去ル」「真猿」即ち“勝る”意味があり、猿はとても縁起が良い。
全国各地に“日吉神社”があるのには明治に入り、
神社の合祀が始められ、名前の統一が行われたことに起因する。

(宮)が大きな神社にだけ使用されるようになって山王宮と同じ神様、
「大山咋命(くいのみこと)」を祭る日吉神社の名前が広まったという。


『日吉神社・日枝神社』

農耕を司る大山昨神(おおやまいくんのかみ)をはじめ、
大国主神など祭神に多くの神様を祀る日本各地に在る日吉神社。
神使に猿を祀っているが、関連性を裏付けする史料はないみたい。

地域ごとに日吉神社は、地元の祭事も継承している。例えば、
石川県能都町柿生にある日吉神社では、柿八講祭なる祭礼がある。


『浅間神社』

富士山本宮は全国の浅間神社の総本宮。
山岳信仰の神社で、神使は猿なのは山王信仰などの影響らしい。
また、申(さる)の日に富士山が現れたとの故事に由来するという。

また各地の浅間神社は山岳信仰に共通が見られるが祭神は異なり、
磐長姫命(いわながひめのみこと)を祭神とする雲見浅間神社がある。

(;ↀエↀ)<妹の木花咲耶姫命(富士山)を褒めるとケガするキ~


『鳴谷神社』

座禅を組む狛猿が見れますが、訪れる人の目的は登山でしょう。
トレッキングで人気の藤原岳の、紅葉で有名な聖宝寺近くにある神社。

いちのトレッキングブログ


『猿江神社』

猿江神社

元は稲荷社から伊勢大御神を合祀するなど、一千年もの由緒ある神社。
境内社に馬頭観音社があるので、騎手の方は猿と馬の双方に参拝できますね。


『猿丸神社』

『猿丸神社』

三十六歌仙の一人として敬われる猿丸大夫を祭神に祀った神社。
学業のご利益も期待できますが腫物を癒す「瘤取りの神」、
「癌封じの神」として話題に上り信仰を集めるようになりました。

本殿前に狛猿と、境内は“夫婦猿”や御手洗いにも猿がいてます。
“月次祭”には臨時のバスが出て、多くの参拝客で賑わう名所。
最寄りのバス停(維中前or岩山)から徒歩で30~40分。

三猿といえば、日光東照宮の彫刻“見猿言猿聞猿”があまりに有名。 
ところが (*ノωノ)( ̄× ̄)(゚д゚∩) は、石造の像も全国で見られます(笑)。
※猿田彦命を御祭神とする男岳神社などでも目にできます。

“ねずみの社”で知られる大豊神社の末社・日吉社にいる「神猿(まさる)」は、
斉天大聖(孫悟空)に似てて愛嬌がありますね。[大豊神社のリンク添付]
狛猿・神猿の像は全国数多あり、とても紹介しきれませんでした。。

意外な所に狛羊おるキ~>(*ↀェↀ) (´(ェ)`@<? 知りたいメェ~


『柳生山教楽院 大日如来堂』

『柳生山教楽院 大日如来堂』地下鉄「仙台駅」南2出口より徒歩7分

未・申歳の守本尊である大日如来が祀られており、猿と羊の狛像が座してます。
(*ↀェↀ)<『五島美術館』の庭園内、大日如来像前に狛羊おるキ~。

(*ↀェↀ)b<高田早苗記念研究図書館(2号館)入口にもいてるキっ。

見ざる言わざる聞かざる置物

午・未・申の狛〇のご紹介、いかがでしたでしょうか。 三猿が、全国展開しているとは思いもよりませんでした(笑)。


猿丸神社 瘤とりの神 猿丸さん (癌封じに!)

ここまでご覧いただき、ありがとうございます。(o´∀`o)ノシ
次回【酉】【戌】【亥】の狛〇をご紹介です。お楽しみに~


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