「大きいことは素晴らしい!」(^ー^)
それは大空を飛ぶ飛行機でも同じこと!(?) 轟音を発しながら猛スピードで空を翔ける飛行機が、しかも巨大だなんて「なんてワクワクするんでしょう」 (笑)
今回の記事では、そんなワクワク感溢れる世界の代表的な巨人機を5つ選んでみました。これを見ればアナタも(ある意味)飛行機通!
それでは、楽しんでいって下さい。
目次
ジェット旅客機
- 全 長:73m
- 全 高:24.1m
- 翼 幅:79.8m
- 最大離陸重量:560t
- 最大速度:時速1090km
- 航続距離15200km
『エアバスA380』
総2階建ては世界初!ジャンボジェットより40%も多い乗客数850人を誇ります。ヨーロッパがシェア7割以上を独占していたアメリカに対抗し、威信をかけて開発した巨大飛行機なのです。
巨大飛行機の宿命として軽量化との戦いがあります。重くて燃費が悪くては旅客機を巨大にする意味がありません。
その問題を克服したのが炭素繊維などの先端素材です。この分野では日本が最先端技術を持っており開発にも大きく寄与したといいます。
プロペラ機
『An-22 アンテーイ』
- 全 長:57.836m
- 翼 幅:64.4m
- 全 高:12.535m
- 空虚重量:114t
- 最大離陸重量:250t
- 最高速度:時速760km
- 最大航続距離:10950km
元々は旧ソ連で計画された軍事用戦略輸送を目的とした世界最大のプロペラ飛行機です。初飛行は1965年と古く、登場した時にはその大きさや輸送能力から西側諸国に衝撃を与え、数々の記録を打ち立てました。 何度か事故を起こしたりしつつも改良が重ねられ現在も現役です。
ヘリコプター
『ミルMi26』
- 全 長:46m
- 回転翼直径:32.0m
- 高 さ:8.145m
- 空虚重量:28.2t
- 最大離陸重量:56t
- 最大速度:時速295km
- 航続距離:1952km
旧ソ連の開発した軍事用輸送ヘリで初飛行は1977年、いまだに現役かつ世界最大のヘリコプターで軽戦車を運ぶ事もできます。
また軍事利用だけでなく、建設機械などの重量物運搬や消火活動など、その活躍は多岐にわたります。定員は80名ですが150名を越える過積載で運用されていたこともあるとか。
双胴機
『モデル351ロック』
- 全 長:72.54m
- 翼 幅:117.35m
- 全 高:15.24m
- 最大積載総重量:589t680kg
翼幅では世界最大の飛行機です。胴体が2つあるユニークな機体はインパクト抜群、双胴機ってやつですね。なぜこんな形をしてるかというと、中央部に宇宙ロケットを吊り下げて限界高度まで運搬するからです。
ロケットはそこで点火され宇宙へと飛び立ちます。
この空中発射ロケットシステムにより、人工衛星などの打ち上げが大幅にコストダウンできます。製造国はアメリカで、計画は2011年に発足し2019年4月に初飛行を果たしたところです。最新鋭の宇宙計画に欠かすことのできない飛行機なんですね。
スペースシャトル輸送機
アントノフAn-225 『ムリーヤ』
- 全 長: 84.0m
- 翼 幅: 88.74m
- 空虚重量: 175t
- 最大離陸重量: 600t
- 最大積載量: 300t
- 最高速度: 850 km/h
- 航続距離:15,400 km(貨物最大搭載時は4,000 km)
2019年現在、世界最大の飛行機といえば、この 『アントノフAn-225ムリーヤ』でしょう。 ムリーヤという名前の意味はウクライナ語で「夢(希望)」です。
元々は旧ソ連時代にスペースシャトル「ブラン」を背負って運搬する専用輸送機として設計されました。初飛行は1988年でブランの運搬任務をこなしたのは一度のみ、ソ連崩壊に伴い製造を打ち切られた為世界に1機しか存在しません。
いまだに240ものギネス記録を持っていて、中国がライセンス生産する計画が進行中です。
おまけ・史上最大の飛行マシン!?
『ヒンデンブルク』
- 全 長: 245m
- 直 径: 41.2m
- 搭乗人数: 97人
現在では存在しませんが、史上最大の飛行マシンといえばコレ、旧ドイツの飛行船『ヒンデンブルク号』です。全長240m・直径41mの威容を誇り、大きさだけでいえばまだ記録を破られていません。
ドイツ・アメリカ間の定期航路を開いたり、世界一周を成し遂げたりと輝かしい業績を残しますが結局、事故により爆発炎上してしまい、後継機が作られることはありませんでした。
原因としては燃えやすい水素ガスや塗料、静電気対策が不十分など技術的な問題の他に、破壊工作などの陰謀論も根強く残っています。
ちなみにタイタニック号がほぼ同じ大きさなので、それが空に浮かんでいるインパクトは強烈だったことでしょう。