サッカー女子世界一を決める4年に1度の世界屈指の祭典「サッカー女子ワールドカップ」が本年2019年6月に開催されます。
1991年に第一回大会が世界各国12チームで戦われてから本年ではや28年目、2019年は第8回の女子W杯で、24ものチームが国の威信をかけて戦う大規模な大会となります。
過去、日本代表チームである「なでしこジャパン」は世界が目をみはる活躍を見せ優勝を1度経験しております。
前大会では世界NO.1チームであるアメリカに決勝で敗れたものの「なでしこジャパン」の実力とさらなるポテンシャルは全世界が認めるものです。
今大会こそは優勝まちがいナシ!・・・というのは願望で言っているのではありません。我らが「なでしこ」の、日本の実力を再確認しようではありませんか。
目次
その練習法
対戦する外国人チームは「なでしこ」にくらべ、体格面では圧倒的に上です。圧倒的フィジカルの相手に勝利するため、男子チームと対戦形式の練習をするなど、ハードかつ内容の濃い練習に明け暮れています。
当然、男性選手に対して体力勝負では勝てない部分がでてきますので、それを補いつつ「頭を使う」ことや「仲間とのコミュニケーション力」を高め、「連携で勝機を掴む」ことが必要になってきます。
これを聞くと練習の厳しさが際立つのですが、自分達の勝てない相手に工夫して勝利をつかむ練習をするのは、とても楽しいものではないでしょうか。
じっさい「なでしこ」のメンバーは練習を楽しんでいます。かなりキツイ練習のはずなのに、彼女達の笑顔が印象に残ります。
楽しむことで「脳力を全開」させ、体格に勝る相手にも「チームの連携力」で勝利する。ここに「なでしこジャパン」の強さの秘密があるのでは・・・
高倉麻子 監督
女子ワールドカップ2019「なでしこジャパン」を率いる高倉麻子監督(51)その采配はいかに! 選手時代からその来歴を確認すると・・
選手時代
小学生からサッカーを始め、15歳で日本代表になるなど、早くから頭角をあらわし、第2回女子ワールドカップやアトランタ五輪にも出場しています。
また2004年で現役引退するまでに当時最多の公式戦226試合に出場し、MVP3回、ベストイレブン7回、優勝4回を記録するなど、まさに歴戦の猛者って感じですねw
指導者となって
現役引退した後はサッカー指導者としての道を歩み、「女子アジア年間最優秀コーチ」に選出されたり、U-17女子ワールドカップの日本代表監督として初優勝に導くなど、その采配も素晴らしいものがあります。
2016年にそれまで「なでしこジャパン」を率いていた佐々木監督の後任を引き継ぎ「サッカー女子日本代表監督」に就任しました。
就任してそれほど時間がないにもかかわらず、女子ワールドカップ予選を制し「出場決定」の実績を残してます。
その采配
高倉監督は日本女子サッカー黎明期から選手育成に携わり、その細やかな指導もさることながら、実戦においては選手個々の能力を最大限に活かし切る戦術・戦略には定評があります。
ただし、その容貌からは想像もつかないほど勝利に対する「こだわり」が強く、時には非情な決断も厭いません。この人が「歴戦の勇士」だったことを思い出させてくれます。実は「猛将」だったりして・・w
「なでしこジャパン」の長所・短所を知り尽くした上で「フィジカルの強い外国人選手に勝利する」采配を任せられるのは、この高倉監督しかいません!
代表選手
女子ワールドカップ2019の「なでしこジャパン」日本代表選手と指揮スタッフの陣容がこちらです。
GK | 山根 恵里奈 | 齊藤 彩佳 | 武中 麗衣 | |
DF | 飯島 彩 | 有吉 佐織 | 熊谷 紗希 (キャプテン) | 清水 梨紗 |
大賀 理紗子 | 市瀬 菜々 | 宮川 麻都 | 南 萌華 | |
MF | 宇津木 瑠美 | 中島 依美 | 阪口 萌乃 | 松原 有沙 |
長谷川 唯 | 杉田 妃和 | 三浦 成美 | ||
FW | 横山 久美 | 籾木 結花 | 池尻 茉由 | 小林里 歌子 |
遠藤 純 | ||||
指揮 | 高倉 麻子 (監督) | 大部 由美 (コーチ) | 大橋 昭好 (GKコーチ) | 広瀬 統一 (フィジカルコーチ) |
「なでしこジャパン」の持ち味である「スピード」「精確なパス」「連携」に加え、監督の指導もあり「個人の強さ」の底上げもされている印象です。
「泥臭く」「貪欲に」勝利を掴みにいってほしいですねw
女子ワールドカップ本戦をどう戦うか
女子ワールドカップ予選を兼ねていたアジアカップで見事に勝利し、W杯の出場権をもぎ取ったわけですが、正直苦しい戦いだったと言わざるをえません。
韓国戦もかなりの接戦でしたし、オーストラリア戦では後半「引き分け狙い」の戦術を使わざるをえませんでした。
それでも着実に勝利を拾ってきたのですが、女子ワールドカップ本戦ではどうでしょう。
日本の第1戦の相手はアルゼンチンで、これまで2度対戦し2度とも勝利してますので、順当にいけば勝てる相手ではあります。
しかし、その後に控えるイングランド、スコットランドは強豪です。実績でいえばイングランドと当たる可能性が高いでしょうか。
まずアルゼンチン戦を取りこぼさず勝利し、続くイングランド戦を全力攻略して第1グループ戦を突破!とりあえずはここが目標ですね。
日本国民一丸となって「なでしこ」の勝利を応援しようではありませんか!^^
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