あなたが初心者なら、これからさまざまな、FXや相場に関する知識を学んでいくわけですが、注意点といいますかスキルを習得する為のコツがあります。
これはどんな分野のスキルにもいえることなのですが、頭に情報をインプットしただけで、実戦で使えるスキルを習得したと勘違いしてはいけない、ということです。
インプットしたトレードの知識は実戦でアウトプットせねば意味がありません。そして初心者の頃は当然のことながらうまくいきません。(ビギナーズラックはあるのですが、これで勘違いしてしまうと後々恐ろしいことになります)
足りない知識をさらにインプットし、うまくいかなかったところを改善します。つまりフィードバックするということですね。そしてそれをまた実戦で試すのです。
どれが欠けてもいけません。
インプット → アウトプット → フィードバック → インプット・・・この一連の行動を繰り返すことによって、ただの知識ではない本物のトレードスキルが身に付いていくのです。
「反復はスキルの父」です。
実戦トレードで損失を抑えて学ぶには
トレードスキルを習得するうえで、知識を勉強するだけではなく実戦で試すのが必須だとご理解いただけましたでしょうか。ただし、初級者のうちから実戦で多額の損失をこうむってしまっては意味がありません。
トレードスキルを習得して稼げるようになるまでは、可能な限り少額投資で経験値を積むべきです。FX会社が提供しているチャートソフトにもよるのですが、1000通貨以下で始めるのが良いでしょう。(1通貨からできる業者もあるようです)
現在全世界で最も普及しているチャートソフトの「MT4 」 を使う場合、入力できる最低ロット0.01が1000通貨で設定されていることが多いのですが、提供するFX会社によって違ったりもするので、必ず確認するようにしてください。
まぁ1000通貨で1ピップス約10円なので、相当やらかさない限り破産することはないでしょうが、相場は化物です。たとえ少額でも、大きな資金でトレードしてるとイメージし、緊張感を保って経験値を積み上げてください。
デモトレードは意味がない?
また、投資0円で練習できる「デモトレード 」 というものがあります。これはチャートソフトや機器に慣れる為には便利なものなのですが、残念ながら実戦トレードの感覚を養う役にはたちません。
理由として、スプレッドやスリッページなど色々あるのですが、なんといってもトレードしている時のメンタルの状態が全然違います。実際にやって比べてみればすぐ判るので、一度は違いを体感しておくのも良いかもしれません。
FXトレードにおける「メンタル」というのは最も重要ですので、また詳しく述べるつもりです。
FXトレード脳
相場における一通りの知識がわかり、トレードツールの操作が自在に出来るようになってきたら、同じように自分の精神状態を把握し、コントロールすることも上達していかねばなりません。
極論するとトレードスキルとは、実戦において自分のメンタルがどんな状態なら最もパフォーマンスが良いのかを知り、そのゾーンに入れるよう自己コントロールする技術だと言っても過言ではありません。トレードスキル習得とは、トレードに最適なトレード脳を造りあげる作業だといっても良いでしょう。
多くの、知識と経験は豊富なのに勝てないトレーダーは、目先のテクニックにおぼれ、もっとも本質的な自分のメンタルを軽視しがちです。 私なんて典型的にそうでしたね(笑)
通り一編の基礎的な知識だけなら、努力家な方なら数ヶ月でインプットできるでしょうが、それでトレードスキルを習得できたと勘違いするのは危険です。
逆に、自分のメンタルに集中し、この「気づき」とも呼べるような感覚を体得できれば、相場の世界にはいって1年足らずの人でも稼げるトレーダーになることは可能です。 たま~にそういう天才的な人がいますね。 私は20年かかりましたが・・・