毎日、健やかに過ごされていますか?
前回は眼精疲労・不眠・貧血に効く健康茶をご紹介しました。
今回も疾患に合わせた健康茶のご紹介をしていきます。
目次
【頭痛】
頭痛は主に、精神的な緊張が痛みの原因の一つとなっています。
つまり適度な休憩を取りつつ、心身をリラックスさせることが肝要ですが‥‥。
ハードな仕事中の習慣で珈琲(カフェイン)を過剰摂取していたり、
疲労を感じて一服に珈琲を飲むと、カフェインの興奮作用で心身にストレスをかけてしまいます。
胃が荒れているのに服用すれば、胃液の分泌が活発になるのでダメージを負ってしまうのです。
ノンカフェインの飲料に変えるのも良いですが、
今回は緊張性頭痛の緩和に良いとされる健康茶をご紹介しましょう。
『水出し緑茶』緑茶に含まれるテアニンにはストレス軽減や、睡眠の質を改善する効果があります。
緑茶に含有するエピガロカテキンガレート(EGCG)とカフェインは、
本来ならテアニンの働きを弱めてしまうのですが‥。
EGCGとカフェインは水温が低くなると溶け出しにくいことが分かっています。
蒸し暑くなる夏の夜、冷えた水出し緑茶は寝る前の水分補給にお勧めですね。
茶舗/山年園/
…
頭痛はいくつかのタイプがあり、原因もそれぞれ違います。\_(・ω・)
一過性のものであったり、重篤な病気の危険信号だったりすることが!
頭痛に関して主な症状についても、まとめてみましたのでご覧ください。
・緊張性頭痛の症状
緊張状態を強いられることで起きる頭痛の総称。
精神的なストレスも原因となり、首こりや肩こりなどを併発する。
目の筋肉の緊張、不自然な体勢による首・肩の筋肉の緊張など、
血液の流れが悪くなることで発症します。
集中力の低下は不注意による人為的ミスなどに繋がるので侮れない。
症状が軽い場合であれば、後頭部をマッサージすると症状は軽減します。
血行を良くすることが肝で、30分~1時間ごとに首肩のストレッチ、
蒸しタオルなどで目の周りを温めることを習慣に取り入れましょう。
枕の高さが合ってないということもあるそうですよ。
特に片頭痛(偏頭痛)・群発頭痛に悩まされている場合は、
医療機関へ診療を受けることをお勧めします。
・片頭痛の症状
こめかみ周辺にズキズキと心臓の動きに合わせるようなリズムで痛む片頭痛。
片側、もしくは両側に痛みが起きることもあり、体を動かすことで痛みが増す。
周期的に症状が出て、数時間から数日の間、痛みが繰り返すことも。
特に女性に起こりやすいのが特徴なこと、血管が急激に広がることで、
神経を刺激して痛みが発生するようですが、理由ははっきりしていません。
緊張が解けたときや入浴中、女性ホルモンの分泌量によるとも言われています。
※こちらに該当する場合は、慢性化すると深刻です。\_(・ω・;)
片頭痛の重い症状には悪心や嘔吐を伴い、音や光、臭いにも敏感になる感覚過敏がある。
脳神経内科では発作を抑える薬と、発作の再発を予防する薬があるので受診しましょう。
・天気痛
気象病とも呼ばれ、寒暖差で気分が落ち込む・眠気などの体調不良や、
気圧の変化で頭痛や眩暈・耳鳴り、首・肩・腰の痛みなどの神経痛もあります。
一時的なら耳と耳のまわりを温めて、マッサージを毎日続けてみてください。
乗り物酔いでも症状が現れやすい場合は、自律神経の乱れが考えられます。
起床・食・運動・入浴・就寝の生活リズムを整えましょう。
・脱水症状・日射病/熱中症による頭痛
日陰や風通しの良いところへ速やかに移動しましょう。
頭痛がする場合には、塩分・ミネラルを含む「電解質」を補給します。
体温が十分に下がるまで、頭・首を冷やし休息をとりましょう。
・群発頭痛の症状
目の後ろの血管の拡張が原因で、季節の変わり目に集中して起こるようです。
別名「自殺頭痛」とも呼ばれる群発頭痛は一時期、激痛が毎日のように続くのが特徴。
とても耐えがたい痛みで、市販の鎮痛剤では対処は難しく、医療機関での治療が必要です。
【高血圧】
日本人の8~9割の高血圧は「本態性高血圧」によるといわれ、
生活習慣を見直すことで予防と改善することが可能な疾患です。
既によく知られていますが、動脈硬化の予防に健康茶を見ていきましょう。
『杜仲茶』の葉に含まれるゲニポシド酸は交感神経の働きを抑え、
血管の筋肉を緩めて拡張し、血圧を下げるのは知られています。
※特に粉末商品をお勧めします。
血圧を下げる緑茶として『ギャバ茶』も交感神経の働きを抑えて、
血管を収縮させるノルアドレナリンの分泌を抑制して血圧を下げてくれます。
※緑茶・ウーロン茶・珈琲は湯のみ1杯を毎日服用し、
普段の食生活はお酢と大豆食品を積極的に摂りましょう。
イカやタコに含まれるタウリンは、
腎臓の働きを促進して血圧を正常にしてくれます。
甘酒に含まれるペプチド、果汁100%葡萄ジュースは糖分を含みますが、
血圧を下げてくれる働きがあるそうですよ。
ポリフェノールは、かゆみやくしゃみの原因物質を抑える働きがあります。
摂取後、比較的早く効果が出ることも分かっています。
ハッピーカンパニー/葡萄のお酢
【鼻炎・便秘・下痢】
腸内環境が悪化すると、肌荒れなどの皮膚疾患にも影響が出てきます。
さらに慢性鼻炎や花粉症などのアレルギー疾患にも深く関係することが分かってきました。
『なた豆茶』は、便秘を改善してくれる作用が知られていますが、
蓄膿症(慢性副鼻腔炎)・歯周病などの口腔疾患への効果も臨床研究が進んでいます。
国産かつ、安価でドラッグストアでも購入可。口臭対策に効果があるそうですよ。
マグナス株式会社(Koplina コプリナ)
『甜茶』は花粉症やアレルギー性鼻炎に伴う症状の緩和。
アトピー性皮膚炎の症状の改善にも効果があるといわれています。
『ハブ茶(ケツメイシ)』は眼精疲労に効くお茶として知られていましたが、
強壮や健胃の働きに加えて、利尿や便通を良くする働きも認められています。
『ハトムギ茶(ヨクイニン)』は美肌の効能があることで知られてる健康茶。
たんぱく質とミネラル、食物繊維など豊富に含まれる栄養成分により腸内環境を整えます。
これによるデトックス効果が健康食品として評価が高い。
だいぶ時間を置きましたが、今回のテーマはいかがだったでしょうか?
ブレンド茶より、それぞれの疾患に合わせた健康茶を選ぶことで症状の緩和が期待できます。
そして茶葉より高価になりますが、粉末商品の方が良いそうです。
記者としては特効薬としてでなく、健康維持を目的に持続することが大事かと思います。
次回も引き続き、気になる疾患に効果的な健康茶をご紹介します。
ご覧いただき、ありがとうございました。<(_ _)>