生まれる子供が年々少なくなるこの現象は、この国の次世代の担い手の絶対数が足りなくなり、比例して国力が衰退していくことと同義です。
原因は色々と考えられますが、ひとつ言えるのは、若い世代が子供を生み育てる為の安定した環境を創り出せていない政治問題が大きいです。
まだ社会に出て間もない弱者である若者から、労働力や時間を搾取して還元しない、西欧型資本主義の構造的欠陥の一番悪いところが出てますね。 貧困状態で結婚・出産・子育てはできませんよね。 (する人もいますが・・汗)
野生動物は冬などの厳しい環境では生殖活動はしません。人間だって動物ですから、そこらへんは同じなのではないでしょうか。先進国とはいえ我が国は、安心して子供を生み育てる環境には無いということでしょう。
子供を生み育成するのは、まだ社会的弱者である20代・30代の若者達です。彼等を支援できる社会構造になっていなければ、子供が増えないのは当たり前でしょうね。
無力な幼児への虐待
そんな貴重な宝である子供達のはずなのですが、幼児が虐待死するような痛ましい事件報道がやみません。次から次へと「またか・・」と半分諦め気味に慣れていってしまう自分が怖いです。
また、事件になったのは氷山の一角で、日常的な暴力や、ネグレクト(育児放棄)などの虐待は増加の一途をたどっています。
原因としては、繰り返しになりますが、親となるべき若者達への支援と、子供を生み育てることへの責任・義務を徹底させる法整備が甘い、ということでしょう。
対策はスパルタ式が最適!?
古代ギリシャの都市国家スパルタでは、子供は国家の貴重な財産として、親元を離れて集められ、有能で強い人間になるべく徹底的に教育されたそうです。
スパルタでは市民1人につき奴隷10人を統率しなければいけなかったので、こうせざるをえなかったようですね。
なので、身障者は赤子のうちに間引く非道もやっていましたし、子供を手っ取り早く強靭にするため、ワザと盗みをさせたりと、けっこうムチャクチャなんですが・・・
我が国の現状を考えると取入れても良いところが有りそうですね。
子供を育てられなかったり、虐待するくらいなら、そんな親からは子供を没収し、国の貴重な財産として大事に育成すれば良いのです。
また、我が国は今後さらに足りない労働力を補うべく外国人を受け入れ続けねばなりません。国内の人口比で外国人のほうが多くなるような未来が待っているのかもしれないのです。
そうなった時には、彼等を統率できる10倍有能な日本人になっていなければ、国体を維持するのも難しくなってくるのではないでしょうか。
そういった意味でも、スパルタ式は有効なところがありそうです(笑)
むしろ、少子化歓迎?
我が国の少子化を問題とする視点から述べてきましたが、世界的に見れば人口は増加の一途をたどり、近い将来、食料や環境問題が深刻なレベルに達するといわれております。
そう考えれば、未来の人口が減る少子化は悪いことばかりでもなさそうです。
足りない労働力は外国人を受け入れれば補うことができますし、異民族と融合しながら国として進化していけるなら、それもアリだとおもいます。
スパルタ式に10倍有能な国民を目指すのも良いですし、少なくなった人口でミニマムに無駄なく生活する考えもあります。
ですが、ひとつ言えるのは、この現状を打破し、日本人ひとりひとりが進化しなければ、明るい未来はやってこない、ということです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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