ひさしぶりにFXの記事書きます。
これまでの記事はFX相場に参加する方への注意点といいますか、老婆心から「FX業界に対して辛口の意見」ばかり述べてしまいましたね。(笑)
ここからは具体的にどのような手法でトレードすれば、利益を出していけるのか、ということについて掘り下げていきたいとおもいます。
トレンドフォロー
ハイ、みなさんご存知のアレです(笑)
大きく相場が動くトレンドを狙い、そのトレンドが崩れるまで可能な限り利益を追求するやり方ですね。
結局、価格変動の値幅を獲りにいくなら無視できない手法、というかコレが全てだと筆者は考えとります。
「え~、スキャルピングで小さい値幅をコツコツ抜く手法もあるじゃん」という声が聞こえてきそうですが、たとえ数pipsの小利であろうと、価格が動いているのであれば、そこにはティック単位の小さいトレンドが起こっているのです。
さすがにここまで小さい単位だと、個人投資家がコンスタントに利益をあげていくのは難しいです。チャートと取引を提供しているFX会社に何されても「誤差の範囲」で片付けられてしまいますからね(笑)
昨今、自動売買プログラムが大流行ですが「コツコツ1pips抜きの放置手法」で勝てない理由はここらへんにあります。FXやバイナリーはまだまだ胴元がイカサマし放題の環境なので、そこに飛び込んではいけません。
おっと、また業界にたいする辛口な意見になってしまいましたね(笑)
トレンドとは?
ベテラントレーダーの方にとっては常識でしょうが、FXなどの相場におけるトレンドというものをチャート上で認識することが出来ているでしょうか。
下のチャートはポンドドルの1時間足でローソク足だけを表示したものです。このチャートにおいてトレンドがどこで発生しているか判りますか?
ローソク足だけでは分かり辛いでしょうから、ボリンジャーバンドを表示させてみましょう。
いかがでしょう。多少わかりやすくなったのではないでしょうか。
では、さらにこのチャートにおけるトレンドを表示させてみましょう。
こんな感じになります。黄色でマーカーした部分がトレンドですね。
下がって上がってる感じから、このようにマーカーしなくても、ある程度はトレンドが判るとおもうのですが、このようにするとトレンドの本質が見えやすくなります。
上のチャートから気づくことはありませんか?
・・そう、爆発と収縮を繰り返していますね。
つまり、トレンドとは価格エネルギーが爆発した部分のことなのです。
爆発したトレンドは収縮していき、さらにレンジ相場に収束して価格エネルギーを溜めます。そして、また爆発する。
FXに限らず相場とは、この爆発と収縮の連続なんですね。
爆発を獲りにいく?
「なら、爆発した部分だけ獲りにいけばいいじゃん」
・・・ハイ、その通りです(笑)
ただし、トレンドの発生を把握してエントリーし、トレンドの終焉を見極めてイグジット(決済)するのは、口で言うほど容易ではありません。
ほとんどの方は、トレンドが終わってからチャートを見て、
「あ~、ここからここまでがトレンドだったんだな」・・と気づくのではないでしょうか。
全体的な相場の流れの中で、トレンドが発生している時間というのは少ないです。一般的にその他の保ち合い(レンジ)相場が70%と言われております。
つまりトレンドは全体の30%以下・・爆発して伸びている一番おいしい部分はさらに少ないのではないでしょうか。
この少ないチャンスをモノにする為には、トレンドの発生と終焉を見極める知識・分析・判断力が求められますし、チャンスが来るまで監視して待つことのできるシステム・環境・メンタルが欠かせません。
次の記事からは、そこらへんの具体的な方法をみていくことにします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。