大戦を経て、経済大国と豪語するまでになったのに、バブルが弾け・・・日本人はヘコまなかった。
持ち前の器用さと閃きで、技術大国として再び世界を驚かせる。
しかし。製造コスト削減を海外の安い人件費に見出し、土地込み工場建設費用をと釣られた結果、企業は技術の漏洩や盗用で本来得られるべき利益を損ない、廉売による価格競争から労働者は所得を低く強いられたが、政府は物価上昇を抑えてきた。
少子高齢化の加速で社会保障負担率が上昇、それに比例して国民負担率も高まっていく。
物価高は緩やかで賃金格差も表面化しなかったが、新型コロナウイルス感染症で一変する。
目次
【未来の日本】
日本は先進諸国に比べ国民負担率と “潜在的国民負担率” の差が大きく、慢性的な財政赤字は将来の世代へ大きなツケとなっている現状にある。
増すばかりの家計負担と不当な労働環境に勤労意欲を削がれ、将来の不安から消費を控えている実情、多くの家庭で貯蓄を切り崩しているのに‥、タンスに貯めた金があるだろうと国民に増税を課す政府。
2025年は、国民と政府が日本の実態を正しく知り、棚上げしていた問題と過去のツケの清算が急務。
日本人の未来について真剣に取り組む‥取り組まざるを得ないと断言します。
※潜在的国民負担率とは。国民が直接的に支払う税金や保険料だけで賄えない不足分を、赤字の補填に政府が発行した国債によって、将来的に国民が抱える負担を考慮した割合を示す指標。
【資源の発見と先進技術開発で活路を】
先ずは、日本で産出する資源について知っておきましょう。
《ガリウム》
LEDや半導体に不可欠で、将来的には核融合炉の冷却剤としても期待される。
年間約10t産出し世界第6位。決して、多くはない‥残念★
《石灰石》
国内需要を100%自給できる数少ない地下資源の代表格が石灰石。
ほぼ全量が国内で消費され輸入に回されるのはごく僅か‥残念★
セメントの原料、約2割がコンクリート用骨材(砕石や砂利)として利用される。
《ヨード(ヨウ素)》
天然ガスを採掘する際に副産物として産出されるのがヨード。海水にごく少量含まれる物質で約240万年前に、天然ガスの素となる有機物とヨードを多量に含んだ海底の土砂が混ざり合って堆積、濃縮されたと推定される。
ヨードはレントゲンの造影剤として重宝されるほか、消毒液(ヨードチンキ)・うがい薬(イソジンなど)や、防カビ剤、液晶パネルの偏光フィルム。飼料、酢酸製造用の工業触媒など幅広い用途がある。
近年では放射線の被ばく防止剤として特に注目されている天然資源なのだ。(*’ω’و)و”
東京には茶褐色の温泉が自慢の銭湯がいくつかあり、これがヨードを豊富に含んだ泉質の証。
世界産出量は約3万tで、1位のチリ約2万tに次いで2位の日本は約9000tを産出する。
日本のヨード鉱脈の埋蔵量は世界最大で、しかもその大半を千葉1県で産出するのだから驚き。
《メタンハイドレート》
メタンガスが水分子と結びついてできた氷状の物質であるメタンハイドレート。
「燃える氷」と呼ばれ1立方メートルのメタンハイドレートから、約160立方メートルのメタンガスを取り出せる。
液化天然ガス(LNG)として輸出できるようになれば!日本は一転、エネルギー資源大国になれるだろう。
しかしメタンガスは、二酸化炭素の28倍の温室効果を及ぼす気体。\_(ÒдÓ)
取り扱い要要注意な危険物質であり、低温・高圧の環境で安定させて採掘、輸送する手段の構築が必要不可欠。
さらに日本はヨードの生産量が多いので、二酸化炭素すら尿素やメタノールの製造に活用する方法を取れる。
コンクリートの強化に使う。二酸化炭素をコンクリートに注入することで、強度を高める技術だってあるのだ。
【海底に眠るレアメタルの鉱床で日本の大逆転!】
海底のマンガン団塊にはマンガン・ニッケル・コバルト・銅などの有用金属を含んでいる。
また海底の熱水噴出孔周辺に形成される鉱床を海底熱水鉱床といい、銅・亜鉛・鉛・金・銀などが含まれ、これらの鉱床は将来的に重要な金属供給源となる可能性がある。
《コバルトリッチクラスト》
海底の山脈や海嶺に形成される鉱床で希少金属であるコバルトを含め、ニッケル・マンガンなどが豊富。
これらのレアメタルは、特に電池技術や電子機器において重要な鉱物資源です。
近年では、リチウムイオン二次電池の正極材料として大幅に需要が拡大しているものばかりだ。
水深約1,600mの海底に広がる未開の鉱物資源!「海底熱水鉱床」の可能性/経済産業省資源エネルギー庁
【石破首相の推進する地熱発電】
日本で稼働中の地熱発電所の設備容量は合計約51万kW、世界第10位です(2024年4月現在)。
日本は世界第3位の地熱資源のポテンシャルを有する国である。・・・にもかかわらず、日本で地熱発電の普及が進まない問題として、高い開発コストと10年を超える長期に渡る開発期間が挙げられる。
温泉を掘るのと同じく、掘ってみないと地熱発電設備を設置できるか分からない★ ₍₍ ◝(ಠωಠ)◟ ⁾⁾
深く掘るほど高温で油の粘性が弱まり、油圧式の機械がうまく動かなくなるので掘削自体が簡単にはいかない。
地熱発電に必要な掘削深度は地質条件で異なりますが、一般的には約2,000メートルから3,000メートルの深さが必要。
この深さで、高温の蒸気や熱水を得ることができ、発電に利用できます。
ちなみに日本で最も深い自然の穴は、新潟県糸魚川市にある地下513mの白蓮洞。
第2位の405mの千里洞も同市に在る。さらに興味深い話では日本でも、1万mまで掘る計画があった。
その名も「日本列島における超深度掘削と坑井利用観測(JUDGE)計画」。
候補地は静岡市周辺、千葉県の房総半島南部、神奈川県の三浦半島南部の3カ所。
フィリピン海プレートの動きを直接監視するのが狙いだという。
石破茂首相は就任後初の所信表明演説の中で、地熱発電開発の拡大に意欲を示す。(ಠωಠ)b
しかし、23年度の発電量は34億キロワット時(kWh)。日本の総発電量9854億kWhに占める比率は0.3%弱だ。
1基の設備で100万kWを超える原子力、火力発電所との比較にすらならない。
つまり現状、太陽光・水力・風力のクリーンエネルギー事業と同一の、設備コストや採算を考慮しないエコロジックなのである。。
【ワイが思う2025年。改革か、変革か?】
「変革」は物事を根底から新しく作り直すことを意味する。
「改革」とは基盤をそのままに一部を作り替えると覚えておこう。\_(・ω・)
国家の基本資源は、国民だ。ウクライナ、ロシアの戦争で痛感したが数の暴力は侮れない。
多くの若者を喪失したロシアの今後はどうなってしまうのか。
我々はリアルで歴史的な推移を目撃することになるのだろう。。
《生きていることは罪?!大増税時代 (▭-▭)✧》
現行の社会保険制度は、生産年齢(労働力)人口が増えていくことを前提にしたもので、近年の少子高齢化の加速は目につく形で表れてきました。
現行制度でこのまま。というのなら、とにかく少子化を食い止めねばなりません。
それには子供をもうけたい夫婦が、共働きしなくても稼げる社会にしなくてはなりません。
勤労を美徳としていた団塊世代とは、社会貢献の意識に大きな隔たりが表れています。
ある政治家は「日本人は怠惰になった」と言いますが、違います。
消費支出に照らした労働環境・能力と成果に見合う十二分な報酬が支払われているだろうか。
若い世代がジャンジャンバリバリ働いて得た給金を、ジャンジャンバリバリ消費しているか?
休日を増やし、労働時間を縮小したから給与を減らしておいて副業アルバイト禁止は憲法違反。
過労による離職者が無くならないのは労働時間加重でなく、個人当りの業務が許容過剰なのです。
劣悪な労働環境による精神疾患者の増加を解決するものとして、企業政府はオートメーション化による技術の進歩で労働生産性の向上を図りました。
これで (=ↀωↀ)σヨシ!と考えていたようですが、統計は横ばい状態にあります。
AIによるオペレーションを導入しても、効果は今ひとつ‥問題は仕事への熱意の有無。
機械が全て完結しまえば、労務意識低下・達成感は得られず、勤労意欲は削がれてしまう。
年金自給者は生活費を稼がねばならず、子育て世代の支援でも地域格差が表れている。
民間事業任せや助成金をバラ撒いてσヨシ!では、何も解決しません。
《農業生産人口を増やそう》
日本の高度経済成長は、地方から大都市に仕事を求めてやってきた若者たちが牽引しました。
当時の政府は官民一体で彼らに住まいとなる鉄筋コンクリートの集合住宅を造って、それに伴うインフラ整備によって高いGDP(国内総生産)を叩き出し世界を驚愕させました。
都市開発が一服して今度は、地方でインフラ開発事業が始まります。
都市部に集中していた労働人口と富が流れ、同じことが地方都市部でも起こりました。
しかし、せっかく良かったこの流れは止まってしまいます。
バブル崩壊や過剰な円高誘導が、特に地方に多い製造業が打撃を受けました。
これにより地方の雇用や経済活動が縮小し、地域経済の成長が鈍化してしまう。
再び大都市に若者が流れたことで、地域格差が放置されてしまいました。
団塊世代の政治家は地方の労働力人口減少に、強い危機感を持たねばならなかったのです。
持て余した土地に太陽光発電パネルを敷き詰めている場合ではない、
出稼ぎ労働者ではなく、住む土地を失った移民や若年無業者に放棄された農耕地で働かせ、地方の再生と日本の未来を担う子供たちを育んでもらう。これしかテはないと思われる。
日本の “改革” は、彼らの活躍にかかっている。
円高と経済危機:その影響と日本経済の教訓/ファンダメンタルズ職人
・・・
今回の記事はいかがでしたでしょうか。
うーん、試掘や調査は行われてはいるんですがねえ。(´・ω・`)
技術がまだまだ採算に見合うものでないので、少なく見てもあと20年くらい?
相当な時間を要する話で、世界の現状は新型コロナウイルスから立ち直るRTAといったところ。
日本が石油王になるという内容を期待された方は、まことにスンマセン。<(_ _)>
記者の未来予測は暗澹としつつも、まだ。今すぐなら間に合うと見ています。
もうひとつ、日本の変革については・・・まだ答えを出せていない★ _(:3 ⌒゙)_ポリポリ.
拙い記事をご覧いただき、ありがとうございました。来年もよろしく、よいお年を~。
(*´꒳`*)ノシ