超巨大資本を持つグローバル企業、いまや彼等の影響力は世界の大国をも凌駕します。
といっても実際どんな企業があり、どのくらいの規模なのか、正確に把握できてますでしょうか。
今回は そんな世界の支配的な超巨大企業をランキング形式で見ていきます。
なお 2021年4月現在のデータですので、将来ランキングは入れ替わります。ご了承ください。
目次
10位 バークシャー・ハサウェイ
時価総額: 53兆 2,440億(円)
本社国籍: アメリカ (ネブラスカ州 オマハ)
従業員数: 36万人
元々1888年設立の綿紡績事業の企業だったが、1962頃 ウォーレン・バフェットが充分な株を取得しCEOになる。
その後は投資業を主体に移行していき1985年に紡績事業は閉じられた。
現在は株式会社の形態をとった投資ファンドである。
会長兼CEO: ウォーレン・バフェット
9位 P&G
時価総額: 62兆 132億(円)
本社国籍: アメリカ (オハイオ州 シンシナティ)
従業員数: 11万人
世界最大の一般消費財メーカー、創業は1837年と古く、
当時 ロウソク業者のウィリアム・プロクターと石鹸業者のジェームス・ギャンブルが「競争するより協力しよう」と共同出資して設立。
社名を二人の名前から プロクター・アンド・ギャンブル とした。
略称P&G。
現在CEO: デビッド・テイラー
8位 テンセント
時価総額: 81兆 7,776億(円)
本社国籍: 中国 (広東省 深圳市)
従業員数: 8万 5,858人
世界最大級のゲーム会社。
1998年設立からアプリ開発で莫大な収益をあげ、他の有力ゲーム会社の買収も進める。
その他 自動運転、ハリウッド映画製作、動画制作、日本漫画翻訳出版、eスポーツによる街づくり、ゲーム大学、ゲーム競技場、ホワイトハッカー活動など出資先は多岐にわたる。
創業者: 馬 化騰 (バ カトウ)
7位 アリババ
時価総額: 84兆 4236億(円)
本社国籍: 中国 (浙江省 杭州市)
従業員数: 11万 7,600人
1999年創業から 電子商取引の阿里巴巴( アリババ・コム)が爆発的にブレイク。
以降も電子商取引サイトの淘宝網(タオパオ)」、検索サイトのヤフー中国雅虎、電子マネーサービスの支付宝(アリペイ)」、ソフトウェア開発の阿里軟件(アリソフト)」などなど、多数の会社を設立または買収している。
またオリンピックなどのスポーツ事業、特にeスポーツの正式種目化に力を入れており、都市をAIで管理する城市大脳(シティブレイン)プロジェクトは実績をあげている。
創業者: 馬雲 (ジャック・マー)
6位 フェイスブック
時価総額: 90兆 3096億(円)
本社国籍: アメリカ (カリフォルニア州 )
従業員数: 5万 2,534人
世界最大級のソーシャルメディアサービス。
2004年にマーク・ザッカーバーグが友人達と創業。元々は大学生専門のサービスだったが爆発的な人気で一般にも開放した。
実名その他の登録が必須なので個人情報の宝庫。
インスタグラムも傘下に収め個人画像情報も充実。
それらを武器に現在ではグーグルと並んで世界最大の広告企業となっている。
登録ユーザー数は全世界で10億人を超える。
創業者: マーク・ザッカーバーグ
5位 アルファベット (グーグル)
時価総額: 128兆 8008億(円)
本社国籍: アメリカ (カリフォルニア州 )
従業員数: 13万 5,301人
アルファベットは2015年に設立され、言わずと知れた世界最大の検索エンジンgoogleの経営陣が、トップのジミー・ペイジをはじめスライド就任した。
一時代を築きその力はまだまだ健在だが競合の多いIT業界である。
新事業を加速させる態勢に移行したと見るべきか。
現にテクノロジー、生命科学、投資 など様々な業種に出資し、最近では不老不死の研究企業キャリコを設立し18億ドルもの出資をしている。
またYouTubeも傘下に収めている。
創業者: ラリー・ペイジ
4位 アマゾン
時価総額: 179兆 5,392億(円)
本社国籍: アメリカ (ワシントン州 シアトル)
従業員数: 57万 5,700人
オンラインショップの代名詞。
アマゾンは1995年にオンライン書店としてスタートする。
創業者ジェフ・ベゾスの型破りな経営方法でITバブル破綻の生き残りを危ぶまれたが、2001年から利益を計上し始める。
その後業績は伸び続け、世界有数の多国籍企業になる。
現在ではクラウド、ストリーミング 、電子取引などサービスは多岐にわたり、人工知能(AI)や自動運転によるドローン配送の研究も進め、実現も近い。
創業者: ジェフ・ベゾス
3位 マイクロソフト
時価総額: 182兆 1,827億(円)
本社国籍: アメリカ (ワシントン州 レドモンド)
従業員数: 16万 6,475人
1975年創業のソフトウェア開発・販売の会社だが、1985年に発表したPC用OSのWindowsが爆発的ヒット、現在に至るまでマイナーチェンジを繰り返し、いまだに業界の支配的企業になっている。
その他にもオフィス用ソフトのMicrosoft Officeや家庭用ゲーム機のXboxを開発し、長期的な収益をあげている。
また近年、ビル・ゲイツ氏はワクチン開発など製薬業界にも積極的に出資し、コロナ禍も相まって、さらに莫大な収益を上げると見られている。
創業者: ビル・ゲイツ
2位 サウジアラムコ
時価総額: 199兆 1,304億(円)
本社国籍: サウジアラビア (ザフラーン)
従業員数: 9万 6,000人
サウジアラビアの国有石油会社。
原油の埋蔵量・生産量・輸出量すべて世界最大を誇る。
歴史は1933年と古いが、サウジアラビアン・オイル・カンパニー(サウジアラムコ)を設立して国有化されたのは1988年である。
2019年に上場し時価総額世界一になり、史上最大のIPOも行った。
社長兼CEO: アミーン・ナーセル
1位 アップル
時価総額: 217兆 6,200億(円)
本社国籍: アメリカ (カリフォルニア州 クパチーノ)
従業員数: 14万 7,000人
2兆ドル超えは史上初、時価総額で世界最大の企業である。
今ではレジェンドとなった スティーブ・ジョブス が ウォズニアック等と共に1976年創業した。
以来、一般向けPCの開発に血道を上げ功績を残すも、ジョブスの退任や復帰、経営の低迷で倒産寸前になるなど数々の困難を経験した。
しかし、スマートフォンの代名詞であるiPhoneの開発に始まり、iPad、iPod、Mac、AppleWatch等々、人類の歴史に残るような製品を次々に創り出し、莫大な収益を上げ続けている。
近年では再生可能エネルギーの事業にも進出している。